宇宙葬ひとりで星になるならばそれもいいかとぬか床混ぜる

日常から、とんでもない妄想まで。メンタルちょっと弱めです。

リュックをやめた

私は、根っからのリュック派だ。リュックを使い始めたのは大学生の頃で、今は50才になるのだから、相当リュック歴は長い。ところが、今、私は、リュックを持ち歩くのをほとんどやめている。

一番最近日常的に使っていたリュックは、kanana というブランドのリュックで、ポケットがたくさんあって、内側が明るい色で、折り畳み傘を入れるポケットや、ペットボトルを入れるポケットもあって、とにかく便利だったのだが、何しろリュックの宿命で、物を取り出す時に、必ずどちらかの肩からひもを外さないといけない。それが面倒で、私は、同じブランドのショルダーバッグを買って、サイフやスマホなどのよく出し入れするものをそちらに入れることにした。そうすると、リュックを持っている意味があんまりなくなってきたなぁとうっすら思っていたが、ある日突然、リュックが邪魔ものになったのだ。

コロナの影響で、会社のロッカー室が使えなくなったのである。今まで、リュックもショルダーバッグもロッカーに入れていたのが、ロッカー室が三密になるからといって、ロッカー室そのものがなくなったのだ。私物は会社の中に持って入ることになり、置き場所はあるのだが狭い。それで、「荷物は最小限にしてね」と言われたのだ。

それで、リュックを持ち歩くのをやめた、というわけである。よく考えると、必要な荷物はほとんどショルダーバッグに入るもので済むのだった。

長い長いリュック生活だった。今でも、休みの日に、A4サイズの書類を運ぶ時や、買い物の荷物を入れるために、リュックを持ち歩くことがあるが、会社にリュックを持っていく生活は終わった。自分にはリュックは必須の物だと思っていたが、そんなことはなかった。これが「新しい生活様式」の獲得というやつなのかもしれない。