宇宙葬ひとりで星になるならばそれもいいかとぬか床混ぜる

日常から、とんでもない妄想まで。メンタルちょっと弱めです。

自分のお金で雑誌を買う

そんなの当たり前じゃん!と言われるかもしれないが、私にとって、長い間、ただで雑誌を手に入れることが当たり前だった。

それは、私の父が、広告代理店の、雑誌を扱う部署に長いこと属していた、という理由で、父が、家族のために、いろいろな雑誌をただで持ってきてくれたからだ。私は、雑誌を読んで育ったと言ってもいい。子供の頃は、「小学〇年生」、思春期は「Olive」、大学生の時は「anan」「Hanako」など、それぞれの年に応じた雑誌を読んでいただけではなく、母向けの(?)生活情報誌、「ショッピング」や、「主婦の友」、「オレンジページ」、「レタスクラブ」なども読んでいた。それだけ読んでいたら、さぞ、料理も家事も得意だと思われるかもしれないが、そんなことはない。

オレンジページ」で一番印象に残っているのは、表紙に料理の写真が載っていることと、読者投稿欄のための便箋と封筒が一体化していたことだった。「Hanako」を読んでいたなら、東京のあちこちに出かけていたのかと言われれば、そんなこともない。「Hanako」で一番印象に残っているのは、吉田秋生高野文子しりあがり寿がリレーで連載していたマンガだったりする。

でも、父も会社を辞めて、雑誌を自腹で調達しなければならなくなって、結局私は、毎月毎週雑誌を買うということはなかった。あえて言えば、「クロワッサン」が好きだった。毎回ではなく、「特集」で買っていたと思う。

そんな私が、最近自腹で調達している雑誌が「サンキュ!」だ。この雑誌は、お金の特集を組んでいることが多い。年内に100万円貯める、とか。それから、値段的に「オレンジページ」よりちょっと安い。あと、実売トップをうたっている。出版社はベネッセ。表紙は読者モデル。そんな雑誌で、私が見ると、女性生活情報誌の王道を行っているなぁという感じがする。

先日、「サンキュ!」に載っているレシピを見たら、あれー、すべて4人分だった。そうか、確か、「オレンジページ」に載っているレシピは2人分なんだけどな。そうか、「サンキュ!」は読者を4人家族に設定してるのか。うちは子どもがいないからなぁ。

そんなところも気づくと、雑誌を見るのは面白い。