宇宙葬ひとりで星になるならばそれもいいかとぬか床混ぜる

日常から、とんでもない妄想まで。メンタルちょっと弱めです。

応量器

応量器って、何?っていう人がほとんどだと思うので、ウィキペディアのリンク、貼っておきます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E9%87%8F%E5%99%A8

 

簡単に言えば、禅宗の修行僧の使う食器、ってことなんだけど、私は、大学生の頃、この、応量器のことを知りました。それは、秋岡芳夫さんという工業デザイナーの人の書いた、食器についての本の中で知ったのですが、そのコンセプトが面白いので、ずーっと覚えていました。そしたら、社会人になって、社員旅行に行った時、熱海のお土産屋さんで、応量器が売ってたんですよ!!もちろん、本物の漆塗りなんかじゃない、ニセモノなんですけど、まさに応量器だから!!

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つまり、こういう例えで言えばわかるかな、食器のマトリョーシカ状態なんですよ!!入れ子になってて、この五つの食器で食事をするってことなんですよ。すごいと思いません?

だから、私、若い頃、一人暮らしを始めた時に、絶対に応量器を使って食事をしたくて!!まあ、実際は、ちょっとこれ小ぶりすぎて、しかも、禅宗の修行僧の食事って知らないけど、一般人の食事よりは、量もそんなに多くもないかもしれないし、質的にも違うものでしょうね。だから、私の、応量器での食事は挫折どころか実現しなかったんですけど。そしてこの応量器はしまい込んでます。宝物ですから。

なんで急に応量器のことを思い出したかというと、これなんですよ。

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私の今日の朝食の器を重ねたもの。

なんだ、応量器みたいなもんじゃん!

っていうので、思い出しました。

応量器のことは、あまり知らない人もいると思うので、ちょっと書いてみました。