宇宙葬ひとりで星になるならばそれもいいかとぬか床混ぜる

日常から、とんでもない妄想まで。メンタルちょっと弱めです。

春のパン祭りの器たち

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結婚してちょっと驚いたのは、食器棚に白い器ばかりあることだった。いろんなサイズの器があるが、どれも真っ白だ。

私も、実家から少し器を持ってきたのだが、白い器たちにはかなわなかった。でも、何でこんなに白い器ばかりあるのか、その謎がわかったのは、結婚して初めての春を迎えた頃だった。誰もが(?)ヤマザキのパンを買い、点数のついたシールを集める、ヤマザキ春のパン祭りの季節が来たのである。そう、我が家にある白い器たちは、春のパン祭りで勝ちとられた器たちだったのである。

春のパン祭りでは、ある点数以上獲得すれば、必ず器がもらえる。結婚して初めての春のパン祭りでも、3枚ぐらいは、器を獲得したと思う。

ただ、毎年開催されるだけに、器のデザインを決めるのはなかなか難しいと思う。以前にもあったデザインとは違うものでなければならないし、あまり突飛なデザインもだめだ。毎年開催、というのはなかなか、厳しい条件かもしれない。そんなことがあってか、我が家でも、春のパン祭りに参加したのは、一回か二回ぐらいで、それ以降は参加しなくなってしまった。

しかし、毎日使うのは、その白い器たちである。確かに、白い器は、料理を選ばなくて、いろんなサイズのものがあれば、どれかの器に、おかずはおさまる。うん年もの長きにわたり、パン祭りにエントリーし続けた歴史が感じられるところだ。

そんなパン祭りを詠み込んで、一首。

 

何もかも違うふたりでありながら一緒に集める春のパン祭り