宇宙葬ひとりで星になるならばそれもいいかとぬか床混ぜる

日常から、とんでもない妄想まで。メンタルちょっと弱めです。

ウインナーおにぎり

またもや夫ネタである。

私が職場で使う食費がバカにならないね、という話題が夫婦の間で出たのはしばらく前である。私は、社食でご飯を食べて、自販機の飲み物をけっこう飲んでいた。社食のご飯はまあ、200円のカレーを主に食べていたから、そうでもないのだが、自販機の飲み物代はけっこうバカにならなくて、200円のカレーも合わせて1日に職場で使うお金が6〜700円ということになっていた。

とりあえず飲み物は持っていこう、ということで100均で500mlの入れ物を2本買い、家で麦茶を入れて持って行くことにした。

さらに、「弁当持っていこうか?」ということになった時に、夫の「俺作るよ」の一言が出たのだ。私は朝けっこう時間ギリギリに起きるので、この一言はありがたかった。というか夫に甘え過ぎなのかもしれないが…

それで、私は以前おにぎりを作っていた時と同じように、おにぎりの具として昆布の佃煮を用意して、「おにぎりを作って、具はこれを入れてね」と言ってお任せしたのだ。

次の日。麦茶2本とおにぎり入れを持って仕事に行き、昼休みにおにぎり入れを開けて、がぶり。うん、確かに昆布の佃煮入りのおにぎりだ。ありがたいなあ。

そして数日後、夫がこう言った。「明日のおにぎりにはちょっと変わったものを入れるから、楽しみにしててね。」変わったもの?何だろう。次の日ワクワクしながら、がぶり。ん?これは…ウインナーではないか!おにぎりにウインナー!私の発想ではありえない。しかもそれがおいしいのだ。

家に帰って、「ウインナーおにぎり、おいしかったよ!」と言うと、夫は「そうだろ」と素っ気なかった。

さらに話は続く。数日後、夫が、「お弁当のおかずがウインナーだけじゃちょっとな。」と言うので、私は軽い気持ちで「卵焼きが入ってるといいよね。」と言った。私の頭の中では、弁当箱に、ウインナーと卵焼きが入っているイメージだったのだ。

ところが、である。次の日もお弁当はおにぎりだったので、いつものように、がぶり。ん?こ、これは…卵焼き!!なんと、おにぎりの中に卵焼きが入っていたのだ!けっこう泣きそうになった。そうだなあ、寿司の太巻きにも卵焼きは入ってるし、そういう発想もあるよなあ、私の発想ではありえないけど!

家に帰ると、「おいしかっただろ。」と自慢げな夫。「卵焼きって、私が言ったんだからね。」と素直じゃない私。

ともあれ、その日以降、我が家のおにぎりの具は昆布の佃煮の他にウインナーと卵焼きが入ることになった。