宇宙葬ひとりで星になるならばそれもいいかとぬか床混ぜる

日常から、とんでもない妄想まで。メンタルちょっと弱めです。

青森屋さん

私の家の最寄りの駅の構内に、小さい催し物を設けるスペースがあるのだが、そこに、たまに青森屋さんが来る。

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青森屋さんというのは私が勝手にそう呼んでいるだけで、まあ、青森の名産物を売っているお店なわけだ。

りんご、にんにく、南部せんべい、ひばチップにひば油、リンゴジュース、アカシアのはちみつ、えごま、などなど、青森満載なのだ。

私は青森出身ではないのだが、この青森屋さんと縁ができたのは、「せんべい汁用せんべい」を買ったときのことだ。「せんべい汁用せんべい」というのは、その名の通り、「せんべい汁」に入れる「せんべい」なのだが、ここで、「せんべい汁」って何?という疑問が当然出てくるだろう。

私はそれを、夫の妹さんの家で初めてご馳走になった。要は、具沢山の味噌汁に、南部せんべいのゴマもピーナッツも入ってないせんべいを割り入れるものだ。その、せんべいがふやけたのが美味しかったのだ。

そうしたら、駅に青森屋さんが来て、そこで「せんべい汁用せんべい」を売っていたので、おお!と感激して、さっそく買い求めることにした。お店の人は、「青森の人?」と聞いてきたので、「いや、違うんですけど、せんべい汁食べたことがあって。」と言ったら、なんか、うれしそうだった。

でも、それで「せんべい汁」を作ったかというと、そこはズボラなので、そのせんべいは結局オヤツになってしまったということは、青森屋さんには言えない。

青森屋さんで買ってうれしかったのは、他に、「むかご」がある。これも多分、夫の妹さんの家でご馳走になったと思うのだが、「むかごごはん」というのがあって、美味しかったので、青森屋さんで「むかご」を見つけた時に即購入し、「むかごごはん」をさっそく作った。美味しかった。「むかご」はちょっとネットで調べたら、10月〜11月が旬だそうだ。

先日は、「ふのり」を買った。汁物にパラっと入れると美味しいよ、って書いてあったので、そんなに簡単だったら、と思って買ってみた。これはまだ食べていない。

青森屋さんは、いろいろな駅を回っているらしい。たまに、出かけた先の駅で見かけることがあるのだ。いつ青森に帰るのだろう。出稼ぎの期間が長すぎるのではないかと、他人事ながら心配になってしまう。それとも、新幹線でしょっちゅう帰っているのだろうか。